こちらの投稿では、「書くこと」に困りを感じている子におすすめの文房具を紹介します。
鉛筆をはじめとした「書くための道具」適当に選んでいませんか?
初めて書字に取り組む小学校一年生の場合と書くことに慣れてきた高学年とでは、当然最適な文具も変わってきます。
丁寧な学校だと、入学準備のお便りにおすすめの鉛筆や文房具が載っていることもあります。
今日は、そんな書くことに焦点を当てて紹介していきます!
筆圧が弱い
筆圧は、握りながら手を動かす際に適切な方向に力を入れるのが難しいと薄くなってしまいます。そんな時は少ない力でも濃くかける筆記用具を使うのが効果的です!HBが一般的な鉛筆ですが、実は10Bまであるって知ってましたか?数字が大きくなるほど芯が柔らかく、「濃く」書くことができます。
ナノダイヤえんぴつ
参考価格:924円(一本当たり77円)
なんと!芯にダイヤモンドが練り込まれているこちらのえんぴつ。濃く、滑らかに文字を書くことができます。また鉛筆特有のテカリを抑えて、より「黒い」くっきりとした文字を書くことができます。
イージーグラフ
参考価格:3300円(一本当たり275円)
一本275円という少しお高めな高級鉛筆。でもこれで持ち方が身につくなら良い投資だとも思います!人間工学に基づいて、より自然に持てるように配置された穴が特徴のこちら。丸く開いた穴に指を乗せるだけで、正しい持ち方ができます。左利き用があるのもおすすめ!
こどもえんぴつ
特徴はこの丸みを帯びた三角のカタチ
イージーグラフ同様、いわゆる3点持ち(三本の指で鉛筆を支える持ち方)が自然と身につきます。KUMONからの販売ということで多くのお店で取り扱われ、入手すやすいのもおすすめポイント!
※通常の鉛筆より太いため、専用の鉛筆削りが必要です。
さんかくクーピー
筆圧の弱い子はそもそも書くことへ抵抗感を感じている子も多いです。そんな時は文字を書く書字ではなく、塗り絵などのお絵描きから始めるのも一つの手です。
また、書字に回避が見られるときも鉛筆ではなくこちらのクーピーを見せながら「ねぇねぇ、どの色で書く?」と促すと案外書いてくれたりします。気づきました?「どの色がいい?」はさりげなく書くこと前提での投げかけなんですw
筆圧が強い
一方で筆圧が強い子は、弱い子と逆で、鉛筆を支える指に力が入りすぎていることが原因です。また、猫背も筆圧が強くなる要因の一つだと言われています。前にかかった重心を手で支えようとすることで、筆記用具を持った手にも力が入ってしまいます。
さて、肝心の「筆圧が強い人」向けの道具ですが…じつはそんなにありません
でも、落ち込まないで!道具ではなく、根本解決ができると筆圧の調整ができます!
鉛筆の持ち方を再確認!
筆圧の濃い子は指先に力が入りすぎていることが多いです。まず注目して欲しいのは、「ペンの傾き」極端に寝かせた状態になってませんか?ペンを垂直に近い位置まで戻してみましょう。
次に注目してもらいたいのは、「人差し指」です。力が入りすぎている子はペンと人差し指の間が開いていることが多いです。なので、ペンと指の腹をピッタリつけるのがポイントです。
小指に力を入れる
先ほども伝えたように、筆圧の強い子はペンを持つ3点に力が入りすぎている子が多いです。そのため小指に力を入れてみましょう!
必要に応じてハンカチやゴムバンドでサポートしてあげてもいいかもしれません。人の体のつくりとして、小指に力を入れると、自然に親指側の力は緩みます。
感覚遊びを通して微細運動の練習
指先のコントロールが苦手なため、柔らかいものをそーっと触る、つまむなどの練習が効果的です。フェルトボールをつまむ、ねんどを指先で丸くするといった動きを練習してみましょう。微細運動についてはまた別の記事でも紹介しますねー
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